国家事業としてスタートした農福連携の取組は、各種事業を展開しながら全国に波及し、農業と福祉が連携することで、農業分野における人手不足対策と障害者の就労と自立を目指した取組として注目されるようになりました。
三八地域では、県内でもいち早く農福連携に着目し、県民局事業により農福連携を推進してきました。その取り組みを効果的に進めるため、平成２３年７月に関係機関との連携による農福連携の推進を目的とした「三八地域障害者農業就労促進ネットワーク」（以下、ネットワーク）が組織されました。
県民局事業の終了に伴い、平成２７年度からはすでに独自にその事業に取り組み、実績を積んでいた「社会福祉法人　ユートピアの会」が事務局となることで、スムーズなワンストップ体制が確立し、農福連携の活動をけん引する形となりました。
一時コロナ禍で作業依頼件数が減少してきたものの、令和４年度より、農協が事務局と連携できたことで、「チャレンジ農福」によりマッチング件数の増加が図られ、ノウフクマルシェなどイベントも活発に実施しながら講演活動などの普及事業も広く行ってきました。